サン・セバスティアーノ教会

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小さいながらも立派なサン・セバスティアーノ教会(Chiesa di San Sebastiano)は、ドルソドゥーロ地区(Sestiere di Dorsoduro)のサン・セバスティアーノ橋にあります。1505年にアントニオ・アッボンディによって設計され、1548年に完成、1562年に奉献された。教会は、既存の神聖な建造物の上に立っている。 

外観の一部は古典様式で、内部はルネサンス様式である。外観は、その厳粛さと鐘楼の美しさが印象的である。サン・セバスティアーノ教会(Chiesa di San Sebastiano)の内部は、単一身廊で、1555年から1570年頃までのヴェロネーゼの重要な一連の作品によってヴェネツィア中に知られている。まさにヴェネツィア共和国の芸術家に敬意を表した神殿である。パオロ・ヴェロネーゼは、身廊、聖具保管室上部、主祭壇などをフレスコ画で装飾した。この作品の一部は、ベルナルド・トルリオーニ修道院長の依頼によるものである。聖母の戴冠」と「枢機卿の美徳」は、その色彩が印象的である。一方、天井には、憂いを帯びた色彩の「エステルの戴冠」が描かれ、憂いの余地を残している。身廊と聖歌隊席には、同じくヴェロネーゼの作品である聖セバスチャンに捧げられたサイクルがあります。ここでは、聖人を射ようとする射手と、ディオクレティアヌスに対する叱責が描かれています。

サン・セバスティアーノ教会には、聖堂の左側にパオロ・ヴェロネーゼの遺骨もある。ヴェロネーゼの弟もここに埋葬されている。このように、ヴェロネーゼ一家とドルソドゥーロのこの小さな教会との間には、大きなつながりがあることがわかる。

サン・セバスティアーノ教会には、ティツィアーノの『サン・ニコロ』(1563年)やヤコポ・サンソヴィーノ、パルマ・イル・ジョヴァーヌの作品も展示されている。ヴェネチアの彫刻において重要なのは、ジローラモ・カンパーニャの彫像である。

この教会は、ジェロラミーニ教団の一部であり、ヴェネチア合唱団のメンバー教会の一つである。