サンタ・マリア・デッラ・サルーテ

サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂(Chiesa della Salute)は、1630年にプンタ・デッラ・ドガーナに建てられました。1687年11月21日に聖別されました。約20年の歳月をかけて完成したこの建物は、ヨーロッパ中で模倣されたバロック建築の模範となりました。  この教会は、ペストの流行を終わらせてくれた聖母マリアに感謝するために建てられました。これは、ヴェネツィアの人口を壊滅させる最も深刻な疫病の一つでした。

建築家バルダッサーレ・ロンゲーナによって設計された巨大な白大理石の教会は、大運河の入り口に位置し、サン・マルコのものを模した高いドームが特徴的です。 建築家は、ペストを終息させた聖母マリアに感謝したいと考えました。建築家は聖母への感謝の気持ちを込めて、外壁の外観を聖母マリアの冠になぞらえて教会を建てました。教会の構造は八角形で、その上に大きな半円形のドームが乗っています。6つの小さなドームが構造を彩っています。この八角形の構造は、聖母マリアをアヴェ・マリア・ステラとして、あるいは船員の導きの星として、さらに想起させるものであると思われる。ここでログヘナは、ヴェネツィア、海、聖母マリアの関係をさらに強化したいと考えています。内部には、ティントレットやティツィアーノの作品など、充実したコレクションが展示されています。また、主祭壇にはビザンチン様式のイコンと大理石の彫刻群が置かれ、聖母を讃えています。

 11月21日は、ヴェネツィアの人々が感謝と健康を祈るために訪れる「サルーテの祭日」です。この日、教会では1年中保管されている宝物が展示されます。両サイドの祭壇には金色の前立てが飾られており、中には数百個の貴石や宝石で装飾されたものもあります。また、聖ルカが描いたとされるヴェネツィアで最も重要なイコン「マドンナ・ニコペイア」も展示されています。祭りの1週間前になると、大運河に教会にアクセスするためのポンツーン(浮橋)が架けられます。  11月21日、市民はミサに参加したり、キャンドルを灯したり、友人と会ったりするために、ポンツーン・ブリッジを渡ります。この行列は、ヴェネツィアの大司教を先頭に、サン・マルコからスタートし、サルーテ教会に到着します。